来年のカレンダーに使用する写真を選考する関係者

　室蘭ルネッサンス（濱中實理事長）は、中央町の同事務局で２０２５年カレンダーに使用する写真の選考会を行った。西胆振の写真家１２人から４３点の応募があり、表紙と裏表紙を含めた計１４点を選んだ。

　１９９１年からカレンダー製作を開始し、今回で３４回目。表紙は三上賢策さんが撮影した「大型客船入港」を採用。室蘭に入港する大型客船ロイヤルプリンセスと大黒島が並び、白い船と青い海が映える一枚となっている。

　裏表紙は、同カレンダーの選考委員を長年務め、１日に亡くなった兼田健次・室蘭写真団体連合会会長の「測量山展望台」に決定した。

　このほか、入江運動公園や室蘭ねりこみ、日鋼室蘭の構内やこいのぼりなど、景色や季節を通し、地元が感じられる写真を採用した。

　選考した北海道美術作家協会写真部会員の山田清滋さんは「それぞれ工夫を凝らした作品が並んでいた」と述べた。室蘭ルネッサンスの三村美代子副理事長は「室蘭ということが分かる写真が重要」と話し、「珍しい構図の写真もあり、出来が良かったと思います」と期待を込めた。

　カレンダーは１１月１日から同事務所や道の駅カナスチールみたら室蘭などで販売する。１冊税込み８００円。問い合わせは同事務局、電話０１４３・２３・６６００へ。