畑耕すなら「馬力」で ポニーファームで体験会【更別】
馬の力を借りて牧草地を耕す「馬耕(ばこう)体験会」が1日、「さらべつポニーファーム」(原山路子代表、更別村字更別西4線)で開かれた。帯広畜産大学の学生や馬愛好家など村内外から28人が参加し、馬耕を通じて人間と馬との関わりについて理解を深めた。
同ファームは、ポニーとの触れ合いや乗馬などを楽しめる体験型牧場で、昨年9月に開業。現在、ポニー3頭と馬5頭(うち2頭は預託馬)を飼育している。
馬耕体験会は、乗馬以外の馬との関わり方を知ってもらおうと企画。幕別町忠類の牧場「ノースポールステイブル」(蛭川徹代表)の協力で実施した。
参加者は蛭川代表から馬耕について説明を受けると、農機具プラウを引く馬とともに土を耕す作業に挑戦。プラウのバランスを取るのが難しく、思うように真っすぐ進めないため苦戦している人もいたが、チャレンジした全員が初めての馬耕を楽しんでいた。
馬が木材を運ぶ馬搬(ばはん)体験も用意。参加者は原山代表の指導の下、丸太を引くポニーの手綱操作を体験した。
帯広畜産大学3年生で、障害者乗馬のサークルClip Clop(クリップクラップ)所属の波田崚生さん(20)は「馬の操作にも作業の正確さにも気を配らなくてはならず、馬と一緒に仕事をすることの難しさを感じた」と話した。
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