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十勝毎日新聞

ナウマンゾウ製作中 牙や体毛 本物みたい 縫いぐるみ試作【幕別】

 幕別忠類小学校(浪内洋一校長、児童55人)と幕別忠類中学校(松本勝弘校長、生徒36人)で8月27日、ナウマンゾウの縫いぐるみと下げ札(説明文)を作る取り組みが行われた。児童・生徒は、授業を通じて縫いぐるみや下げ札に反映するナウマンゾウの特徴を確認した。

試作品の縫いぐるみを見て特徴をチェックする児童ら

 動物の特徴を反映した縫いぐるみ製作を得意とするメーカーのAQUA(アクア、神奈川県)と、忠類ナウマン象記念館が協力。アクアの大塚和夫社長と、町教委の添田雄二学芸員が両校を訪れた。

 6月に忠類小でナウマンゾウの特徴を学ぶ授業が行われており、8月27日は2回目の授業。午前中は6年生の教室で添田学芸員とナウマンゾウの特徴をおさらいした。児童9人は、大塚社長が持参した試作品を見て、特徴が正しく反映されているか確認。男子児童(11)は「牙が長いことや、尻尾や体の毛など、ナウマンゾウらしかった。完成が楽しみ」と話した。

 午後は忠類中の1年生11人と下げ札の内容を検討。1年生は忠類小6年だった昨年度、アジアゾウの縫いぐるみの下げ札を作成している。今回はナウマンゾウについての記述を増やし、前回掲載しきれなかった「牙の長さ」「寒さから身を守る毛」「鳴き声」の特徴を盛り込む。「鳴き声」は想像上だが、ナウマン象記念館前の像が1時間ごとに鳴き声を発する仕様になっており、音源を町のホームページにアップしてQRコードを載せることで、下げ札で興味を持った人により詳しい情報を提供することも狙う。

 女子生徒(13)は「昨年より詳しい情報を載せられるので、多くの人にナウマンゾウを伝えたい。QRコードの鳴き声も聞いてほしい」と話した。

 縫いぐるみと下げ札は来年3月に完成予定。円山動物園のミュージアムショップや道の駅忠類で販売される。

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