音楽ライブも食も満喫 市内伊澤農場で「サマーフェス」【帯広】
打ち上げ花火や音楽ライブなどを行う「サマーフェスティバル」が8月31、1の両日、帯広市拓成町の「earth canvas 伊澤農場」(伊澤学代表)で開かれた。
伊澤農場を中心とした実行委が主催。2004年に長男誠さん=当時(9)=を水難事故で亡くした伊澤代表が、毎年開催していた追悼の花火大会をフェスに発展させ、今年で5回目の開催。
2日間で約200人が来場。前夜祭の31日は打ち上げ花火などを実施。1日の本祭では開放感あふれる収穫後の小麦畑で、音楽ライブが繰り広げられた。
札幌のバンド「BEAST VALCO JAM」の演奏や帯広の「ぬの」の弾き語りなど、道内の6組がパフォーマンス。トウモロコシやジャガイモが無料で提供されたほか、唐揚げやビールなども販売され、来場者は飲食しながらライブを楽しんだ。
「帯広児童劇団」の一員としてステージで歌った幕別清陵高2年の津村海璃さん(17)は「飲食もほかの出演者のライブも楽しかった。精いっぱいやり抜き、新たな経験ができた」と笑顔。伊澤代表は「フェス日和となって良かった。お客さんも楽しみにしてくれていた。今後も続けられたら」と晴れやかな表情だった。
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