からくり人形サーカス、シャッターアート

ピエロック旅一座の公演を楽しむ来場者（提供写真）

　室蘭市中央町で二つのイベントが開催された。集まった市民らはからくり人形によるサーカスに歓声を上げ、シャッターアートに挑戦するなどそれぞれ行事を満喫。楽しい夏のひとときを過ごした。

　熊本を拠点に活動するからくり人形サーカス団「ピエロック旅一座」の公演は中央町もりあげ隊実行委員会（宮手恵実行委員長）が主催。中央町のホテルミリオン裏手の特設会場で、からくり人形が大道芸や歌を披露すると、六角形のサーカステントの周りに歓声が響いた。からくり人形を使ったサーカスを見に最大約１５０人ほどが来場し立ち見客であふれた。宮手実行委員長は「中央町が若い世代でにぎわうように、楽しんで足を運んでもらえる企画を考えている」と町を盛り上げた。

かつて喫茶店だった店のシャッターに絵を描く子どもたち（提供写真）

　中央町たのしまさる会議（菅原佳奈枝代表）主催の、商店街の空き店舗を使ったシャッターアートには、地域の子どもたち約２０人が参加した。

　スタッフが７月中にさび落としなどシャッターの手入れをした。子どもたちははけを使って塗料を塗ったり、勢いよく振って飛ばすなど自由に描いた。参加した子どもたちは「ペンキをたくさん使ってとても楽しかった」などと喜んだ。

　最終的な色塗りの仕上げは室蘭出身のデザイナー、山本健斗さんが今月中に完成させる。スタッフの小澤悠さんは「これからもさまざまなイベントを展開する。多くの市民に参加してもらいたい」と話した。