室工大の良さ「知って」 オープンキャンパスに1000人【室蘭】
対談や寮見学、初の女子ツアーも
室蘭工業大学(松田瑞史学長)のオープンキャンパスが3日、室蘭市水元町の同大で開かれた。道内外から約千人が訪れた。対象は高校生とその保護者で、今回女性限定キャンパスツアーなどを初企画した。
オープンキャンパスは午前と午後の2回に分けて行われた。松田学長は「同大は2019年に理工学部へ移行している。真理を探究し、実用化させるため取り組む、未来の価値づくりをする場でありたいと願っている。皆さまにとって有意義なものになりますように」とあいさつした。
学科紹介ブース、各学科・コースでの学びが体験できるオープンラボラトリーを展開。女性限定ツアーは女子採用枠に合わせた取り組みで、参加者は室工リケジョ対談や女子寮「明凛館」などを巡った。
ツアー参加者は、先輩となる大学生とお茶を飲みながら、大学生活や人付き合いなど、なかなか聞けない日常について気軽に対話し、将来への不安を解消した。
釧路市から家族で来た釧路湖陵高の渡邊亘輝さん(17)は「理工学系に興味があり選択肢の一つとして参加した。専門的な内容を間近に見られて良かった」と目を輝かせた。
佐藤孝紀広報室長は「実際に来て、学びやすい環境を見て感じてもらいたかった。大学には議論ができる空間があることを知ってほしい」と語った。
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