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室蘭民報

豊浦消防団でも奮闘 ベトナムから来町のブォンさん、フィさん【豊浦】

言葉の壁に負けず活躍「もっと訓練を」

豊浦消防団員として活動に励むブォンさん(右)とフィさん

 豊浦消防団(吉川秀明団長)でベトナム人男性2人が奮闘している。グェン・ドン・ブォンさん(31)とグェン・タイン・フィさん(27)。胆振初とみられる外国人団員。ホタテ養殖に従事する傍ら、消防団活動を始めてもうすぐ1年。慣れない日本の言葉や習慣に果敢に立ち向かい、「もっと訓練して、自信を付けたい」と活動に強い意欲を示す。

 2人は6~8年前、吉川団長が経営する水産会社の従業員として来町。団長自ら現地に赴き面接を行い、採用を決めた。吉川団長は2人を「とにかく真面目なんだ」と評価する。

 仕事は朝早く、重い道具を持つこともしばしば。それでも「日本人は頑張っており良い国」(ブォンさん)「仕事を頑張れば良い生活ができる」(フィさん)とひたむきに励んでいる。

 入団は昨年10月。吉川団長からの誘いを快諾した。日本語はある程度の日常会話は可能だが、専門性が高い消防用語は不慣れ。スマートフォンの変換アプリや他の団員と積極的に会話を交わすなど上達に向けた努力を惜しまない。

 「皆さん、分からないことを聞いたらちゃんと教えてくれる。不便は感じていない」と口をそろえる。6月に安平町で開かれた胆振地方消防訓練大会では、「ポンプ車の部」に初めて出場。他の団員と連係をとり、23年ぶりの優勝に貢献した。「優勝は信じられなかった」と充実感をにじませる。

 西胆振行政事務組合伊達消防署豊浦支署の担当者は「災害現場における他の外国人労働者との通訳としての活躍が見込める」とし、「団員が不足する中、一生懸命活動しており、貴重な戦力」と話していた。

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