ろうそくだせ! 新冠で伝統的七夕行事【新冠】
【新冠】北海道の伝統的な七夕行事「ろうそくだせ!2024」が3日夕方、町レ・コード館町民ホールを発着点に開かれた。
町青年団体連絡会議が主催する花火や菓子がもらえる人気イベント。新冠中や静内高校、静内農業高校の生徒もボランティアでサポートした。
「ローソク出さねばかっちゃくぞ」と言いながら各家を回り歩く風習は、青森県の青森ねぶた、弘前ねぷたが発祥とも言われ、戦前に照明がローソクだったため、家を回りローソクをもらい歩くことが習慣だったが、現在では地域との関わりや交流を目的として花火やお菓子をもらい歩く七夕イベントに変わって来た。
この日は、約170人の子どもたちが参加。1部と2部の12グループに分かれ、引率者が14、15人ずつの各グループを率いて時間をずらしながらの実施。チェックポイント8カ所を、協力事業所25社から提供されたお菓子をもらいに歩いた。
チェックポイントでは「ローソクだーせ、だせよ ださないと、かっちゃくぞー」をグループで歌い1人ずつお菓子を受け取って「ありがとうございます」とお礼を言って、次のチェックポイントへ向かった。約2㌔のコースを全て回りレ・コード館に戻ると、さらに大きな袋に入ったお菓子と花火が配られ、子どもたちも満面の笑みを浮かべていた。
参加した早川悠月さん(新冠小2年)は「今年初めて参加して、すごく楽しかった。歌ってお菓子をたくさんもらった」、福田春暁君(新冠小6年)は「6年連続参加。今年で最後の参加となりさみしい。家族でお菓子を食べます」と笑顔で話した。
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