北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

釧路新聞

発電の仕組み学ぶ 火発で親子見学会【釧路市】

 釧路火力発電所(釧路市興津1、石坂弘紀社長)は5日、親子見学会を開き、釧路市内の小学2年~中学2年までの児童生徒と保護者5組が、発電の仕組みやエネルギーの地産地消について学んだ。

 見学会は初開催。同発電所は、国内唯一の炭鉱の釧路コールマイン(KCM)の石炭を地元で消費し、発電に使う水はKCMの坑内水を活用して海への排水を行わないなど、環境に配慮した取り組みを進め、4人家族18万世帯分の電力消費を賄える1日11万2000㌔㍗を出力している。

 この日は谷島健司所長が「電気は目には見えないが生活には欠かせない。地域に根付いた発電所があることを知ってほしい」とあいさつしたのに続き、宮下誠副所長が発電所の概要や発電の仕組みを解説した。同発電所では、燃料を燃やし水を温めて蒸気にすることでタービンを回して発電。燃料は7割が石炭、3割は木質ペレットとヤシ殻で作るPKSのバイオマス燃料で、毎日12㌧トラック100台分の燃料が運び込まれていると説明した。

 参加者は、燃料受入棟に次々とトラックが入り燃料が運び込まれる様子や、水処理設備、40度以上にもなるタービン棟、24時間3交代で運転状況を確認する中央監視室などの施設を見て回った。釧路市立共栄中学校2年の吉川凜花さんは「普段入れない施設を見ることができて理解が深まった。運び込まれた燃料の量の多さとタービン周辺の暑さに驚いた」と話していた。

トラックが燃料を運び込む作業を見学する参加者

関連記事

函館新聞

12月1日から「ひろはこ冬の観光キャンペーン」【函館】

 函館市と青森県弘前市による、ひろはこ連携推進実行委は12月1日から、両市の相互誘客や周遊観光の促進を図る「ひろはこ冬の観光キャンペーン」を展開する。3年目となる今年度も「雪ミク」がメインキャラ...

函館新聞

道民意識調査 ヒグマあつれき増加受け積極的捕獲支持増える【函館】

 道は、9~10月に道内の18歳以上を対象に実施した、今年度の道民意識調査の結果をまとめた。ヒグマに対してこの10年で「大きく不安が増えた」「不安が増えた」と答えた人は合計で72・6%に上り、前...

日高報知新聞

親子で環境を考える 新ひだか LEDランタン工作教室【新ひだか】

【新ひだか】町保健福祉部生活環境課は16日、町公民館集会室で「親子で作ろう!LEDランタン工作教室」を開き、親子24人が参加して、省エネや太陽光発電のしくみなどを学び、脱炭素への意識を高めた。 ...

日高報知新聞

森林の機能や仕事学ぶ 新ひだか町緑化推進委と林業林産業担い手対策協共催 ..

【新ひだか】高静小(佐藤裕哉校長、児童495人)で19日、6年生3クラス93人を対象に「林業教室」が開かれ、児童たちは森林の機能や林業の仕事について理解を深めた。  総合的な学習の授業として、こ...

釧路新聞

来年の主役は「ココア」動物園カレンダー完成【釧路市】

 釧路市動物園(鈴木貴博園長)の2025年版カレンダーが完成し、23日から販売を開始する。来年は開園50周年を迎える節目とあって、写真は同園1番人気のアムールトラ「ココア」(雌、16歳)が採用され...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス