第７７回くしろ港まつりは最終日の４日、三大パレードの最後を飾る音楽パレードが北大通６～１３丁目で開かれ、２９団体約８８０人がにぎやかに行進し、釧路の夏を楽しむ大勢の人で活気を見せた。耐震・旅客船ターミナルでは多彩な催しが行われ、多くの家族連れなどが訪れにぎわった。

　気温２４・５度と釧路らしい涼しげな中で迎えた最終日。音楽パレードを北大通で実施するのは５年ぶりで、釧路ボーイスカウトが先陣を切って入場し、陸上自衛隊第５音楽隊の演奏からスタートした。引き続いて、釧路管内の幼稚園、小中学校がアニメやＪ―ＰＯＰなどの楽曲を演奏しながら軽やかに行進した。

　中学校、高校によるドリル演奏も披露され、沿道を埋めた市民から大きな拍手が巻き起こった。パレードに参加した釧路町立富原小学校５年の岸田すみれさん（１１）は「参加は２回目。初めての北大通りでの演奏で、人が多くて緊張したけど楽しかった」と笑顔で演奏を振り返った。

　このほか、釧路川幣舞橋周辺で「釧路ゆめこい渡し」の乗船体験、耐震・旅館船ターミナルで巡視船「そうや」の一般公開、同ターミナルステージでおまつりパレード「神（み）輿（こし）渡御」などが行われた。

三大パレードの最後を華やかに飾った音楽パレード