港まつり、熱気最高潮 ワッショイ2日目に7077人【函館】
街を挙げた夏の一大イベント「開港165周年記念函館港まつり」(実行委主催)は3日、パレード「ワッショイはこだて」の2日目が千代台から五稜郭のコースで行われた。47団体の7077人が函館いか踊りや港おどりを披露しながら、多彩に装飾した山車とともに約1キロの市街地を練り歩いた。見物した市民や観光客、参加者が一体となり、最高の盛り上がりを見せた。
主催者によると、2日間で合計約1万3000人がパレードに参加。昨年の約1万2000人を上回った。出発式で実行委の森健二会長があいさつし、例年、横断幕係を務める北浜スポーツ少年団のメンバーを先頭に第1部の函館港おどり、第2部の子どもいか踊りとサマーカーニバル、第3部の函館いか踊りの参加団体が、市消防音楽隊の演奏と花火の合図で、千代台公園前を次々にスタートした。
このうち、子どもいか踊りでは、浴衣を着た愛らしい幼稚園児や小学生が踊りに挑戦。沿道から見守った大勢の見物客は、付近の飲食店などが出した露店で買ったビールやつまみを味わいながら声援を送り、思い思いに地元の名物祭りを満喫。
認定こども園国の華幼稚園のグループとして踊った見尾田海ちゃん(5)は「みんなと頑張って練習した。楽しかった。また来年も出たい」と満足げ。孫2人と見物に訪れた松川町の仲村公志さん(68)は「東京から遊びに来た孫にパレードを見せることができて良かった」と笑顔を見せた。
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