北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

函館新聞

仏モンティーユ社のワイナリー完成 観光振興に一役 函館市桔梗町【函館】

ヨーロッパの優雅さと日本の純粋さを融合したワイナリーの建物外観

 仏ブルゴーニュ地方の老舗ワイナリー、ドメーヌ・ド・モンティーユ社の現地法人「ド・モンティーユ&北海道」のワイナリー(醸造所、函館市桔梗町)が完成し、26日に現地で開所式が開かれた。世界的に知名度が高いワイナリーの竣工(しゅんこう)で、函館観光の魅力向上に貢献しそうだ。

 ワイナリーは、一部鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積は1500平方メートル。建物の下にブドウ畑が広がり、函館山の眺望が素晴らしい立地。昨年10月からワイン造りを始め、1階は醸造所、2階はワインの有料試飲ができるレストランやテラスを備える。一般客は、9月から予約制で施設の見学を受け入れる。 

 式には約200人が参加。エティエンヌ・ド・モンティーユ社長は「未知の領域への冒険に乗り出してくれた全ての皆さんに感謝する。日本の友人とともにエレガントで純粋でおいしいワインを造ることを約束する」とスピーチ。大泉潤市長は「ワイナリーの完成は函館の魅力を高める強力な援軍になる。グリーン・ツーリズムに注力し、観光客やリピーターを獲得する」と力を込めた。フランス大使館のジェローム・ぺルドロー農務参事官や、三橋剛副知事もあいさつした。

 参加者はブドウ園や施設の見学を行ったほか、ワインと食事を楽しみ、完成を祝った。

 市農林水産部によると、同社の取得済み農地は約38ヘクタール。このうち15ヘクタールに白ワイン用のブドウ品種「シャルドネ」や、赤ワイン品種「ピノ・ノワール」を植え、あと14ヘクタールに苗木を植栽予定。15年後には、ワインを年間9万本(750ミリリットル換算)出荷する見込み。

 モンティーユ社は1730年創業で、ブルゴーニュ地方の名門ワイナリー。世界中で新たなブドウの生産地を探し、日本は長野県以北を調査した中で、冷涼な気候と火山性土壌にひかれ、17年に函館進出を表明。19年に醸造用ブドウの栽培を始め、函館・道南でワイン熱が高まるきっかけとなった。

関連記事

釧路新聞

ルパン三世フェスにぎわう 謎解きや衣装展人気【浜中】

 【浜中】ルパン三世フェスティバルin浜中町(実行委主催)が7日、町総合文化センターで始まり、多くの原作ファンでにぎわった。8日まで。  目玉のオリジナル謎解きゲーム「ルパン三世霧の言霊」や、昨...

函館新聞

函館機械工業が「防災缶」開発

中にミニ懐中電灯など8種類  函館機械工業(函館市浅野町、佐藤正幸社長)はこのほど、防災グッズ8種類が入った缶詰「防災缶」の販売を開始した。若手社員3人が開発し、サバ缶ほどの大きさの缶に防寒用...

函館新聞

はこだてグルメサーカス開幕

地元や道外の食が集結  道南最大級の食の祭典「はこだてグルメサーカス2024」(実行委主催)が7日、函館市松風町のはこだてグリーンプラザと太陽パーキングを会場に開幕した。函館と近郊、ゆかりのある都...

苫小牧民報

手を合わせ冥福祈る 4寺院合同 七回忌追悼法要 厚真

厚真町の専厚寺(桜丘)、興隆寺(京町)、正楽寺(軽舞)、真正寺(表町)は6日、専厚寺で「9・6北海道胆振東部地震物故者七回忌追悼法要」を行った。町内で亡くなった37人(災害関連死を含む)の遺族や関...

苫小牧民報

自然を生かした芸術作品 イコロの森で野外展 苫小牧

苫小牧市植苗のイコロの森で7日、野外芸術展「イコロの森ミーツ・アート2024」(実行委員会主催)が開幕した。さまざまなアーティストが「Nature and Art」をテーマに完成させた11作品を展...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス