パリ五輪のバドミントン女子ダブルスに出場する永原和可那選手(28)の地元芽室町で、町民の応援ムードが一段と高まっている。競技の初戦が週末に迫る中、町内の3飲食店が協力して「応援メニュー」を開発し、永原選手の競技期間中に販売する予定だ。
町が永原選手の五輪出場に合わせて行う「#がんばれワカナプロジェクト」では、特設ブースの設置や人文字メッセージ動画の作成など六つの企画を展開。今回は、町内のケンヤシ食堂(東7ノ2)、カフェクリンゲル(上芽室基線4)、メランジェラボ(東1ノ2)の3店の協力で応援メニューを開発した。
ケンヤシ食堂のメニューは「限界突破五輪チャンピオンカレー」(1600円)。カツ(勝つ)と金メダルに見立てた目玉焼き、ザンギとポテトサラダも載った総重量1.3キロの特大カレー。店主の屋代広大さん(34)は「価格も量も限界を超えたメニュー」と話し、永原選手と共に応援する客にも「限界を突破してほしい」と挑戦を呼び掛ける。これまで3人の挑戦者が完食、シェアして食べることも可能だ。
カフェクリンゲルでは、看板メニューのデニッシュに、金メダルを連想させるパイン、ホワイトチョコでかたどったラケットと羽をトッピングした「ゴールドパイン」(680円)を提供。野澤まどか店長(27)は「手軽に食べられるのでぜひテークアウトして、観戦中に食べて」と勧める。
芽室産落花生のパウダーを使用したドーナツを提供するメランジェラボでは、永原選手が好きだという抹茶味に挑戦。アイシングが得意という調理担当の白川実栄さん(41)がドーナツにラケットを描き、3Dプリンターで型から手作りした羽のクッキーを飾った。「親子連れのお客さんが多いので一目でバドミントンとわかるデザインにした」と話す。ドーナツと永原選手の名前、落花生にかけてメニュー名は「抹茶ワッカナドーナッツ」(店頭で400円)。
各店頭で販売しているほか、ドーナツは、めむろまちの駅や愛菜屋でも420円で販売する。町魅力創造課は「応援メニューを食べながら、パリへ熱意を送ってもらえたら」としている。
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