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室蘭民報

豊浦、壮瞥消防団「練習通り」一丸V 胆振地方訓練大会【豊浦、壮瞥】

沼舘副町長(中央)にポンプ車操法優勝など結果を報告した豊浦消防団員

 消防団員としての技能習熟度を競う胆振地方消防訓練大会で、豊浦と壮瞥の両消防団が優勝した。団員たちは「もっと規模が大きい大会での優勝も目指したい」とさらなる精進を誓った。

 23年ぶりに「ポンプ車操法」で優勝した豊浦消防団(吉川秀明団長)。出場したのは、舘岡一則さん(指揮者)、ベトナム国籍のグェン・ドン・ブォンさんとグェン・タイン・フィさん、芦野一義さん、坂本完慈さん、荒井成道さん。

 6人中ベトナム国籍の2人を含む3人が新人で、練習はホースの取り扱いなど基礎からスタート。難しい日本語が伝わりにくい言葉の壁が立ちはだかったが、吉川団長の「絶対勝つぞ」との激励で奮い立ち、3週間を一丸となって乗り越えた。

 9団中8番目とのこともあり、舘岡さんは「緊張したが、それなりに練習通りできた」と振り返る。優勝については「団員全員でガッツポーズするほどうれしかった。さらに高みを目指したい」と話していた。5日には町役場で他の団員らとともに沼舘靖展副町長に優勝を報告。沼舘副町長は「町民の大きな誇り。これからも地域防災の要として活躍してほしい」とねぎらった。

 壮瞥消防団(中山雄三団長)は「小型ポンプ操法」で12年ぶりの優勝。出場したのは木村大作さん(指揮者)、今野優也さん、高階祐一さん、工藤貴昭さん、石田拓也さん。

 農家と町職員という構成で、午後7時からの練習は「体力的にきつかった」(木村さん)。それでも団員生活で培った基本を生かし、正確性や美しい所作を意識した各2時間のメニューを17回こなして実力を蓄えた。

 本番では12団中9番目。木村さんは「緊張はしたが、練習通りにできた。優勝は支えてくれたほかの団員や消防職員の人たちの支援あってこそ」と周囲に感謝している。会場を訪れていた田鍋敏也町長からも「おめでとう」と活躍をたたえられたという。来年は江別市で開催される道消防操法訓練大会にも出場が決まっており、「再び優勝したい」と意気込んでいる。

小型ポンプ操法優勝を果たし、さらなる活躍を誓う壮瞥消防団員

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