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函館新聞

6年ぶりの大神輿渡御 担ぎ手募集 函館八幡宮例祭【函館】

約80人が担ぎ石段をかけのぼる函館八幡宮の大神輿(写真は2018年)

 函館八幡宮(川見順春宮司)が8月15日の例祭で行う予定の「大神輿(みこし)渡御」で、祭典を担当する同八幡宮瑞垣(みずがき)会(宮崎晶会長)は、担ぎ手を募集している。宮崎会長によると、安全な巡行に約220人が必要で、あと40人ぐらい不足している。「函館の夏を感じ、歴史ある神輿を次世代に継ぐため、大勢の参加を」と呼び掛けている。

 神輿渡御は隔年に実施。大神輿は1894(明治27)年に献納され、全国でも珍しい八角形仕立て。高さは約1メートル70センチ、重さ約1・5トン(担ぎ棒を入れると約2トン)。2002年に函館市有形文化財の指定を受けた。

 約6時間かけて西部地区を練り歩き、クライマックスは社殿に続く134段の石段を駆け上がる「石段かけのぼり」を行う。コロナの影響で4年ぶりとなった22年は、大神輿は使用せず、台輪(台座の部分)が約90センチの中神輿をメインに巡行したため、大神輿は6年ぶりとなる。

 担ぎ手は数百メートル~1キロで交代する。約70~80人が一組で担ぎ、疲労などの安全対策で3組分、約220人が必要とする。コロナ禍後、大人数が参加していた企業などから集まらず、神輿を台車に乗せることも検討されたという。

 さまざまな呼び掛けで約8割は集まったが、初心者が多くなると休み時間が増えたり、神輿の後ろ歩く列が長くなり交通規制への影響が懸念される。「神輿渡御を続けるためにも(どのように行うか)妥協点はある」と宮崎会長。「神輿を見てもらうため、安全が第一で無理はできない。参加を申し出てくださる人には協力をお願いしたい」と話している。

 当日は午前8時集合。神輿渡御は同10時半に始まり、石段かけのぼりは午後5時の予定。終了後、直会を用意。男性は同八幡宮の白丁・烏帽子を着用する。サングラスの着用はできない。参加希望や注意事項などの問い合わせは同八幡宮瑞垣会(0138・22・3636)へ。

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