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十勝毎日新聞

日高山脈襟裳十勝国立公園の誕生祝う 環境省主催の記念式典【新ひだか】

 日高山脈襟裳十勝国立公園指定記念式典(環境省主催、道とエリア内の13市町村共催)が20日、日高管内新ひだか町総合町民センターはまなすで行われた。伊藤信太郎環境相をはじめ、国会議員や地方議員、13市町村長など関係者約170人が出席し、国内最大の陸域面積を誇る国立公園の誕生を祝った。

式典冒頭には静内高校書道部が書道パフォーマンスを披露し、国立公園指定に花を添えた

 伊藤環境相は、日高山脈ならではの山岳景観、広大な手つかずの森林や河川が多種多様な生き物の命を育むなど、同エリアの魅力を紹介。「この豊かで美しい自然が地域の暮らしや文化と一体となって今日まで守られてきたのは、アイヌの方々を含む、地域による長年の熱心な取り組みがあったからこそ」と敬意を表し、「関係機関と連携し、国立公園の魅力をより一層高め、国民や世界中の人々に素晴らしさを伝え、体感してもらえるよう努力する。最大の魅力である原生的な自然環境を保全し、後世につなぎ、渡していきたい」とあいさつした。

 また、鈴木直道知事は「豊かな自然を貴重な資源として守り継ぐ取り組み、そして地域の魅力として広く発信し、多くの人に訪れてもらう取り組みの調和を図りながら、関係者が一体となって取り組んでいくことが重要」と述べ、道としてアポイ岳登山口の整備、登山ルートの普及、ガイド人材の育成、来訪者の受け入れ環境の整備を進めていく考えを示した。

 13市町村を代表し、日高町村会の大西正紀会長(えりも町長)も自然保護と観光振興の両面からの取り組みの必要性と関係者の理解と協力を呼び掛けた。

 記念講演では、中村太士北海道大学名誉教授が、同国立公園の希少性を紹介。「これから国立公園をつくっていくことは、北海道全体の生態をつくっていくことにつながる」とし、「広大な面積の日高山脈はいろいろな生物がすめるポテンシャルを持っている。さらに良くするための自然再生を検討してほしい」と語った。

 全国35カ所目、道内7カ所目として誕生した同国立公園は、“北海道の背骨”と呼ばれ、険しい山並みと手つかずの自然が多く残る日高山脈一帯とアポイ岳周辺、襟裳岬やその周辺海域をエリアとする。

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