東日本野球大会日高大会で優勝した門別クラブの選手たち

【平取】北海道軟式野球連盟日高支部主催の第47回東日本野球大会（２部）日高大会が24、25日の両日、平取町営球場で行われ、門別クラブ（門別）が航空自衛隊襟裳分屯基地を逆転で下して３年ぶり２回目の優勝を果たした。両チームは９月21～23日に新ひだか町で開かれる全道大会に出場する。

　大会には管内８チームが出場し、暑さ対策を行うなどしてトーナメント戦で熱戦を繰り広げた。

　決勝は、門別クラブ（門別）と航空自衛隊襟裳分屯基地（えりも）の対決。

　試合は１回表、門別クラブが１番梶川大佑、２番松崎朋生が連続出塁し足を絡めた攻撃で１点を先制。１回裏、航空自衛隊襟裳分屯基地は１番嵯峨智仁の本塁打で同点に追いつくと、門別の守備の乱れをついて３点を加え、４―１と逆転。

　３回表、門別クラブは梶川の中越３塁打などで１点を返し２点差としたが、５回裏、航空自衛隊は３番畝本光真の３塁打、５番宮田悠汰の中前安打、６番石津捷吾の左前安打で２点を追加し、６対２とリードを広げ勝敗は決まったかのように思えた。

　７回表、門別は梶川が左中間２塁打、小岩享が四球で出塁。藤谷健太が中前タイムリーを放ち２点を返し、６番金谷武将の左越２塁打でさらに２点を追加して同点に追いつくと、９番落合寿典が右前２点タイムリーで逆転。さらに１点を加え、この回７点の猛攻で逆転した。

　７回の裏、航空自衛隊は懸命に反撃を試みるが、佐藤浩和投手の粘りの投球に１点を返すにとどまった。

　優勝した門別クラブの狭間秀春監督（63）は「３年ぶりに優勝した。皆の諦めない野球で勝つことができた。20～30代が４人、40代がほとんどの20人のチーム。最終回でここまでの点を取れた経験は今までない。心ひとつにして勝つことができうれしい。全道大会ではとにかく１勝したい」と気を引き締めた。

　江刺家優主将（53）は「仲良く和気あいあいとした雰囲気が、こういう結果につながったと思う。平均年齢で40歳を超えているのに良く頑張ったと思う。全道大会で勝ったことがないので、１勝できるよう練習したい」と話した。

　全道大会には準優勝の自衛隊襟裳分屯基地も出場する。

　結果は次の通り

　▽１回戦　航空自衛隊襟裳分屯基地２―１石井病院Ｃｌｕｂ（静内）、ＳＨＡＲＫＳ（静内）４―３友球クラブ（浦河）、門別クラブ５―３様似・えりもＢＢＣ、Ｏｌｄ・Ｄａｎｄｙｓ（静内）５―３浦河町役場（浦河）

　▽準決勝　航空自衛隊襟裳分屯基地10―３（５回コールド）ＳＨＡＲＫＳ、門別クラブ３―１Ｏｌｄ・Ｄａｎｄｙｓ

　▽決勝

　門別クラブ

　１０１０００７｜９

　４０００２０１｜７

　航空自衛隊襟裳分屯基地

　（門）梶川・佐藤浩和―小岩

　（航）宮﨑翔伍・宮田―縄

　▽本塁打　嵯峨（航）