ひだか樹魂まつりをＰＲするポスター

【日高】第51回「ひだか樹魂まつり」（実行委員会）は、21日午前11時40分から日高国際スキー場駐車場（富岡）で開かれる。今回は、「日高山脈襟裳十勝国立公園指定記念」開催として、先着３００人に記念品を贈呈。豪華絢爛な２５００発の花火が夏の夜空に打ち上げられる。

　大昔から日高山脈に棲むという伝説の竜を守護神として、竜により守られてきた日高の山々の樹木の魂を後世に受け継ぎ、森の樹木に感謝を捧げるイベントとして、大きな桂の木に「樹魂竜」をあしらい、街の中を練り歩いて始まった第１回開催の１９７１年（昭和46年）から今年で51回目を迎える。

　昨年４年ぶりに復活した「流走レース」は、１９００年代日高地区でまだ機械化されていない時代、木材を山から下流に運ぶ方法の「流走」をイメージしたもの。男性及び男女混合は２人１組、女性は３人１組。１人が丸太をノコギリで完全に切断し、その後にチームで重さ約１００㌔の丸太を40㍍引いて運ぶ速さを競うレース。午後２時から予選、午後４時20分から決勝。優勝チームには10万円。

　午後１時からの「木こりさん競争」は小中学生の子ども対象で、制限時間内にノコギリで丸太を切るタイムを競う。

　正午からのステージでは伝統舞踊（保存会）、日本舞踊、ラテンミュージック、陸上自衛隊特科連隊による演奏、フラダンス、日高中出身のシンガーソングライター中田雅史のステージや、お笑いコンビ「やすと横澤さん」がお笑いを届ける。午後６時50分からは「蛍太鼓」、「木遣り」と「山岳太鼓」。午後８時からは、夏の夜空を豪快に熱くする２５００発の「花火大会」で、大迫力の７号玉も打ち上げる。

　会場には、工作・創作などの体験・車両展示・ゲームコーナーのほか、日高産の農畜産物加工品のうまいものコーナーやキッチンカーが出店する。問い合わせは、実行委事務局（☎０１４５７・６・２００８）へ。