水平線、より間近に チキウ岬灯台の敷地開放【室蘭】
室蘭八景の一つ、地球岬に立つチキウ岬灯台の敷地(母恋南町)が、「海の日」の前日の14日一般公開された。702人の観光客らが、展望台からの眺めとは一味違う景観を楽しんだ。
室蘭海上保安部が会場を設営し、チキウ岬灯台のパンフレットなどを配布した。安全上の理由で灯台の中は公開されず、階段と踊り場の敷地約930平方メートルが開放された。
灯台は、海抜120メートルの断崖絶壁に1920年設置。海保の職員10人が「設立当初はここに宿舎があった」などとチキウ岬をはじめ、道内にある灯台の歴史を紹介した。
室蘭市観光課もブースを設け、同課の交流サイト(SNS)の登録を呼びかけた。登録した人には、市のロゴ入りの文房具や、マグカップが当たるガラポンを楽しんでもらった。
登別市から父母と兄弟で訪れた、富岸小5年の本間純也さんは「普段入れない敷地に入り、灯台を身近に感じられ、感動した」。湊也ちゃん(5)も「間近に見ることができてうれしかった」と喜んでいた。
室蘭のこの日は最高気温25・2度と5日連続で夏日となった。
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