赤ちゃんの成長願い「泣き相撲」【釧路市】
厳島神社(菊池吉郎宮司)例大祭最終日の14日、子供の健やかな成長を願う「赤ちゃん泣き相撲」が同神社で行われた。釧路管内から生後6カ月~2歳半の赤ちゃん60人と保護者が参加し、元気な泣き声を境内に響かせた。
「赤ちゃんの泣き声は厄をはらい、福を呼び込む力がある」といわれ全国で行われている伝統行事で、同神社では2018年から始まった。勝敗はなく、決め手が赤ちゃんの表情を見て「つられ泣き」や「しらんぷり」など20項目の中から審査するのが、同神社のオリジナルルールで、毎年人気がある催し物となっている。
まわしを締め、豆しぼりを頭に巻いた赤ちゃんが保護者と共に登場。獅子舞を見るや、大きな泣き声を響かせた。「泣き倒し」の決まり手となった「湊翔海」こと大庭湊翔君(1歳8カ月)と母親の絵理さん(31)は「昨年はあまり泣かなかったが、今年は元気よく泣いた。子供の成長の早さを実感した」と話していた。
同神社では、赤ちゃん泣き相撲のほかに、かつて魚の運搬で使った木製の背負い箱を担いで参道を駆け上がる「もっこレース」や、子供ダンスステージなども行った。
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