大勢の来場者の前で行われたメインレース「函館記念」優勝馬「ホウオウビスケッツ」の記念撮影

　岡田結実さんトークショーも

　日本中央競馬会（ＪＲＡ）の函館競馬は１４日、今年の最終日を迎えた。午前中から晴れ間が広がる好天に恵まれ、函館競馬場（駒場町）には道内外から１万３９３０人の競馬ファンらが来場。メインレース「函館記念（ＧⅢ）」では大歓声が響いたほか、ゲストで来場した俳優、タレントの岡田結実さんのトークショーなどで盛り上がりを見せた。

　６月８日に開幕し、計１２日開催した。この日は午前９時ごろから同競馬場に向かう道路や市電が混雑し、家族連れらが続々と来場した。レースのほか地元グルメや子供向けに馬との触れ合いもあり、場内各所でイベントを楽しんだ。

　駐車場には道内のナンバーも多かった。江別市の自営業、林博康さん（６２）は「函館競馬は５年ぶり。孫が娘と一緒に、名探偵コナン（アニメ映画上映中）の聖地巡りをしたいというので来た。日差しがあって暑く、地ビールがうまい」と話していた。

　同競馬場によると、期間中の観客数合計は８万９８９７人で昨年（８万３２０７人）の１０８％となった。勝ち馬投票券の発売金から返還金を差し引いた売得金は約９４４億３４３９万円で、昨年（約９０３億１８０６万円）の１０４・６％となった。

函館記念の表彰式プレゼンターを務めた岡田結実さん（左）と優勝した岩田康誠騎手