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日高報知新聞

出荷作業が最盛期 夏イチゴ すずりっか 吉田隆さんのハウスで【浦河】

出荷作業が最盛期を迎えたすずりっか

 ひだか東農協管内のイチゴ農家でイチゴの収穫、出荷作業が最盛期を迎えている。浦河町富里の吉田隆さん(42)のビニールハウスでは、早朝から、赤く実ったイチゴを一つひとつ丁寧に手作業で摘み取り、連日の出荷作業に追われている。

 吉田さんは1棟100坪のハウス4棟で夏イチゴ「すずあかね」の後継種「すずりっか」約6800株を栽培。妻の哉子さん(46)と2人で早朝4時から夕方の午後4時まで収穫作業を行い、毎日およそ50㌔を出荷している。

 ひだか東農協によると、今年の浦河町と様似町の夏イチゴの生産農家戸数は35戸でそのうち15戸がすずりっかの栽培に取り組んでいる。両町の夏イチゴの総生産量は184㌧で販売額は4億1800万円、そのうちすずりっかは75㌧、1億7400万円を見込んでいる。

 吉田さんは「ほとんどのイチゴは本州に出荷され、産地でもなかなか食べる機会が少ない。(7月15日のうらかわ夏いちごの日のイベントで)たくさんの人にすずりっかの甘さと酸味の絶妙なバランスを味わってほしい」と話している。

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