災害救助犬誕生へ、「DOGTALK」で認定試験 23頭挑戦、道警からも初受験【登別】
地震や土砂崩れなどの災害で、倒壊家屋や土砂に埋もれ、助けを必要とする人を嗅覚で迅速に発見し救助を助ける災害救助犬。登別市札内町のトレーニングハウスDOGTALKで、特定非営利活動法人 救助犬訓練士協会が主催する国際災害救助犬認定試験が行われた。
国際審査員は日本に3人しかおらず、今回の試験では大島かおりさんと村瀬英博さんが試験員を務めた。
試験に参加したのは23頭。道警から救助犬2頭が試験に初挑戦した。警察が同試験を受験するのは国内で初めてという。ほか、航空自衛隊千歳基地の救助犬2頭、道外のチームからも9頭が受験した。
試験は瓦礫(がれき)や家屋の下敷きになっている人を嗅覚を使い探す瓦礫捜索部門。部門は前段階、A段階、B段階と言われる三つがあり各部門ともに、嗅覚作業と服従熟練作業を合わせて行う。前段階は決められた区画を10分間で1人を探し、Aは15分間で2人、Bは30分で3人と難易度が上がる。
内容は、救助犬とともに手助けをするハンドラーと言われる調教師に、要救助者の居場所を吠えて知らせる「アラート」をし、ハンドラーが安全確認が取れた後に声をかける-という流れ。試験に臨んだ救助犬たちは瓦礫に隠れている人を懸命に探し当て、しっかりとハンドラーに居場所を知らせていた。
同ハウスの小野寺里絵訓練士は「日本は災害が多いが、出動できる救助犬が少ない。試験を行っていること自体なかなか知られていない」と話し、「何か災害が起きたときにすぐ対処できるようイヌたちも頑張っている。広く周知していきたい」と話した。
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