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釧路新聞

新コンテナ定期航路本格化 京浜と十勝、釧路港結ぶ【釧路市】

釧路港で荷降ろしした井本商運のコンテナ船(5日午後)

  大手国際海運会社のOOCL(香港)と大手内航海運会社の井本商運(神戸)が、5月から運航を始めた首都圏の京浜港と十勝、釧路港を結ぶコンテナ定期航路(週1便)が本格化し、5日にも釧路港に入港した。同航路も外航につながっているため、2002年から釧路港と韓国・釜山港を結ぶ韓国の南星海運が運航している外国貿易コンテナ船定期航路と合わせて、釧路港の利便性向上、貨物取り扱いの増加に期待が高まっている。

 新規参入のOOCLと井本商運のコンテナ定期航路開設は、東日本大震災以降韓国の釜山などに移ったコンテナハブ港の地位を取り戻す国の政策が背景にある。取り扱い貨物は現在、輸入がアメリカ、カナダの北米などからの飼料(大豆などの副原料)が主で、輸出はヨーロッパ、東南アジア向けのホタテ、イワシなどの冷凍魚介類が中心だ。

 荷役作業を担う三ッ輪運輸の集計によると、南星海運を含めた今年上半期の輸出入実績は、昨年同期の4795本(20フィート換算)を下回る3880本(同)に減少したが、荷物が入っていない空コンテナを除く実入りコンテナは1536本(前年同期1264本)と増加しており、「コロナ禍などで減少した貨物が回復しつつある」(三ッ輪運輸)とみている。

  また、OOCLはマレーシア、インドネシア、インドなど東南アジアにも航路を広げていることから「外国貿易の発展が期待できる」としている。一方で、国際海上輸送は運賃が再び上昇し、かつ円安も重なり厳しい状況もあるという。

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