焼き台を囲み、ワインで乾杯する来場者

　「第５１回池田町秋のワイン祭り」（実行委主催）が６日、ワイン城横イベント広場で開かれた。秋晴れの下、管内外の１１２６人（午前１１時半現在）が「十勝ワイン」と秋の味覚に舌鼓を打った。

　コロナ禍を経て４年ぶりに再開した昨年から、持続可能なイベントを目指し、入場者数を絞った形式で開催している。

　午前１０時の開始前から入場を待つ長い列ができ、池田高校と池田中学校の吹奏楽部がドリームズ・カム・トゥルーの「晴れたらいいね」の合同演奏で来場者を出迎えた。実行委員長の安井美裕町長が「雨の心配はないが、飲み過ぎ注意報が出ています。時間の許す限り楽しんで」とあいさつ、全体で乾杯した。

　会場中央では、午前０時に火入れした町産牛の丸焼きを配布したほか、３カ所に設けられた飲み物コーナーでは、ワイン城５０周年記念商品「ＴＯＫＡＣＨＩ　ＯＲＩＧＩＮＡＬ」や、特製ぶどうジュースなどが振る舞われた。

　同僚と訪れた帯広市の中田寛子さん（３５）は「青空の下で飲むお酒は最高。目標は（グラス）２けた。明日も休みを取っています」と笑顔だった。