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室蘭民報

室工大75周年 4万2千人卒業生輩出【室蘭】

知の拠点、国際社会でも貢献

創立75周年を迎えた室蘭工業大悪

 胆振管内唯一の国立大学、室蘭工業大学(松田瑞史学長、室蘭市水元町)が、開校75周年を迎えた。これまでに4万2千人を超える理工系人材の卒業生を輩出。社会に大きな貢献を果たしている。

高い研究力証明

 1939年に同大の前身となる室蘭高等工業学校が開校。49年に新制国立大学として発足し、名称を変え現在の室蘭工業大学となった。創立以来、ものづくりのまち室蘭の環境を生かし、地域社会さらには国際社会における知の拠点として、豊かな社会の発展に貢献してきた。

 19年には理工学部に改組。理工学部に創造工学科、システム理化学科。大学院工学研究科には博士前期課程に3専攻、博士後期課程に1専攻。

 室工大の強みを生かすため、他大学や高校、企業、自治体と包括連携協定を締結。近年では教授らが北海道科学技術奨励賞や科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞し、研究力の高さを証明。MONOづくりみらい共創機構やコンピューター科学センターの設置、大学付属図書館のリニューアルオープン、4月には博士前期課程情報電子工学系専攻に「共創情報学コース」を新設した。

世界ランク入り

 英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ社が発表した「QSアジア大学ランキング2024」にランクイン。同じく英国の高等教育情報誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション社の「THE世界大学ランキング2024」にも6年連続でランク入りした。

 「北海道の課題解決は、日本、さらには世界の課題解決につながる」。今後も地域に根差す理工系単科大学として、研究力の向上、社会との共創推進のため必要な教育改革、大学改革を進める。

 4月には松田氏が第15代目学長に就任。キャッチフレーズは「真なる探究心から未来の価値づくりを」。創立80周年に向けて、新たな一歩を踏み出している。

 松田学長は「旧二期校の時代から日本の産業を支える人材を輩出してきた昭和・平成を通じた工学部時代。そして令和に入って産業を興す人材輩出を目指し始めた理工学部時代」とこれまで同大が果たしてきた役割を念頭に「一貫して地域、日本、世界を舞台に『ものづくり・価値づくり』の現場で活躍できる人材輩出に努めていきたい」とコメントした。

 創立75周年を迎えるに当たり、本年度に開かれる学内行事、イベントでは「創立75周年」と付記して開催する。

 ※室蘭工業大学・松田学長インタビューはこちら

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