「連覇はなかなかできないことなのでとてもうれしい」と賞状を手に笑顔を見せる及川さん

　道内の剣士が集う「第２１回瀧澤榮八杯少年剣道大会」（千歳剣道連盟主催）が千歳市で開催され、白老町剣道スポーツ少年団白老白武館（杉本誠力代表）所属の及川結翔さん（萩野小６年）が小学生高学年男子の部で優勝し、連覇を達成した。

　個人戦には２８２人がエントリー。同部は６４人が出場した。決勝では三石翔武館の佐藤選手と当たり、延長の末、面で１本をとって勝利を収めた。

　「何度も対戦して手の内を知っていた。こう着状態が続いたが、相手が少し打ってきたので焦りを感じた。うまく隙を突いて１本をとれた」と試合を振り返る。「連覇はなかなかできないことなのでとてもうれしい」と笑顔を見せた。

　先に剣道をやっていた兄・史翔さん（東海大付属札幌高１年）の背中を追い６歳の時に始めた。

　少年団での週３回の練習のほか、通っている萩野小で自主練習にも打ち込み、研さんを重ねている。自主練では４月までは史翔さんと、現在は父・貴誠さん（４５）とともに汗を流している。

　今後は「第４８回北海道道場少年剣道大会全国大会予選」（１６日、旭川）や「第６６回『赤胴』少年剣道錬成大会」（８月４日、札幌）などが控える。

　及川さんは「今後も大きな大会があるので優勝できるようにしたい。中学生になると中体連もあるので結果を残せるように頑張りたい」と意気込んでいる。