「うらとも」で交流を深めた参加者たち

　浦河町は、町内のさまざまな職場、業種で働く人たちが交流を深め友人づくりや町づくりへの参画を促進しようと24日、町総合文化会館で地域交流イベント「うらとも横丁」を開催。約90人が参加して交流を含めた。

　「うらとも横丁」は、２０１３年（平成25年）から男女の出会いの場を提供するイベントとして「うらこん」を年に数回開催していたが、参加者から異業種の人との交流を望む声が多かったことから内容をリニューアルして今年初めて開催。町内の事業所などを通じて参加を呼び掛けたところ予想を大きく上回る約90人が参加した。

　町企画課の長崎哲之課長の「うらとも！」の掛け声で参加者全員で乾杯。10テーブルに分かれた参加者はそれぞれ名刺を交換し、仕事の内容や自己紹介を行い交流を深めた。ステージでは町内で活動するサークルや団体の紹介、町のＰＲビデオが上映されたほか和牛やアスパラ、特別栽培米の食べ比べセットなどが当たる抽選会も行われた。

　昨年４月に転勤で浦河町に移り住み、職場の友人ら４人と一緒に参加した日高振興局勤務の門脇まりんさん（22）は「普段は職場の人と行動することがほとんどで、他の職場の人たちと交流する機会が少ない。初めて会う人たちといろいろな話ができて楽しい。友達を作っていっしょに飲みに行けたら」と話した。

　町は、「参加者を対象に実施したアンケート調査を参考にしながら、次回の開催に向けて内容を充実させていきたい」としている。