信号のない横断歩道の渡り方を教わる園児たち

【日高】富川自動車学校（佐藤政記校長）主催の幼稚園児対象の交通安全教室が22日、同校場内コースで開かれ、富川ひばり幼稚園（高松正幸園長）の年長児26人が参加して行われた。門別警察署が協力。

　同学校では、園児が交通事故に遭わないようにと毎年交通安全教室を実施している。

　この日行われた教室では①信号機のない道路の渡り方②信号機のある道路の渡り方③飛び出し事故の防止など場面に応じた安全確認の大切さを学んだ。

　渡されたカード手に、左右から転がってくる車に見立てたボールに気をつけながら横断歩道を渡り、道路の反対側に置かれた同じ図柄のカードを探して元の場所に戻ってくる左右の安全確認の大切さをゲームを通して学んだ。信号機のない横断歩道では、右手を水平に上げ左右を確認してから渡ることや信号機のある交差点では、信号をよく見て渡ることなどを自動車学校の職員などから教わり繰り返し練習した。また車の陰から飛び出したダミー人形が、時速30㌔㍍で走ってきた車にひかれる衝突実験も行われ、その怖さに思わず手で顔を覆う園児もいた。

　最後に、門別警察署の近藤英行巡査部長は「大人の言うことをよく聞いて、事故に遭わないようにしよう。大人がいないときは、今日学習したことを思い出して自分で考えて行動しよう」と呼び掛け、佐藤校長が交通安全教室の修了証書を園児たちに手渡した。