平取 現場の作業を体験 北の森づくり専門学院 長期就業実践実習【平取】
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キャリアダンプで作業路補修を行う澤出さん
【平取】北の森づくり専門学院(旭川市)の長期就業実践実習で、13日~24日までの10日間、平取町の沙流川森林組合(松原俊幸組合長)の事務所や町内、日高町の現場で学生1人が研修に励んでいる。
同学院は、百年先を見据えた北海道の森林づくりに向けて林業や木材産業の即戦力となり、企業等の中核を担う人材を育成するため道内初の林業大学校として2020年4月に開校した。授業の3分の2が実習で現場での学びを重視することが特色。数多くの資格が取得できる。
研修に参加したのは、七飯町大沼出身の澤出明慶(さわであきよし)さん(19)。13、14日は業務と現地確認、15~17日は町内長知内で実践業務の植付作業、20、21日は町内芽生で作業路補修事業、22日は日高町で間伐現地調査、23日は町内でRTK測機による現地調査と図化、24日は終業ガイダンスなどの内容。
20日は作業路の補修事業で伐採、造林、保育などを行うため作業現場へ向けて開設された道路の補修。バックホウを使い切盛土作業・キャリアダンプで砂利敷作業など行った。
澤出さんは「子どもの頃から山で遊ぶことが好きだった。自然と関わる仕事に付きたいと考え、同学院に入学した。今回の実習では傾斜地での植付体験など学校ではなかなか体験できないことをとても親切に指導してもらえた。貴重な体験を生かし、これからの進路選択に役立てたい」と話した。
指導にあたった同組合の川端純課長は「すごくストイックに一生懸命頑張っていて頼もしく、この職業に向いていると思う。普段の現場を見て体験してもらった。インターンシップで学んだ知識や技術を将来の職業に生かしてほしい」と激励した。
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