十勝在住の直木賞作家、河﨑秋子さんのサイン会が６月１５日午後２時、帯広市内のザ・本屋さん白樺コロニー店（ダイイチ白樺店内）で行われる。ザ・本屋さん（帯広市、高橋智信社長）主催。新刊「愚か者の石」（小学館）の発売記念企画で、同書を予約購入した先着１００人に整理券を配布している。

　河﨑さんは今年、猟師と熊との壮絶な命のやりとりを臨場感あふれる筆致で描いた「ともぐい」で第１７０回直木賞を受けた。根室管内別海町生まれ。帯広大谷高出身でもあり、現在は十勝管内に住み、執筆活動をしている。

　新刊は今月２９日に発売される（道内は遅れる可能性あり）。明治期の道内の監獄を舞台とした長編小説。サイン会は小学館の協力で実現。整理券は、ザ・本屋さんの管内４店（コロニー、いっきゅう、ダイイチめむろ、音更ＯＫ）で配布中。

　高橋社長は「地元書店としての使命感で自ら（河﨑さんに）オファーして受けていただいた。始まったばかりだが、すでに申し込みが複数ある。ファンとの交流の場になれば」と話している。問い合わせはコロニー店（０１５５・３３・５０２０）へ。