小笠原市長から感謝状を受け取る平さん（右）

　登別市は１３日、片倉町の郷土資料館に餅つき用のきねと臼、若山町の総合体育館に卓球台や折りたたみ椅子など総額１００万円相当を寄贈した市内の団体役員、平秀里さんに感謝状を贈った。小笠原春一市長は「これまでさまざまな形での寄付、本当にありがたい」と謝辞を述べた。

　平さんはこれまでも消防への自動体外式除細動器（ＡＥＤ）や市内中学校吹奏楽部への楽器などさまざまな形で寄付・寄贈をしており、今回で２０回目。今回分を合わせて総額２千万円を超えた。

　郷土資料館が町内会や子ども会に貸し出している餅つき道具が老朽化し、修復するのが難しくなっていたこと、総合体育館のパイプ椅子の劣化が激しいことから今回の寄贈を決めた。

　「子どもたちが使っているものに目が向く。劣化してるものをガムテープで補強して使用しているのを見るとつらい」と平さん。今回の寄付について「大人から子どもまでが楽しむ郷土資料館と、いろんなスポーツをする場として愛されている体育館。新しいものを使い、これからも楽しく利用してほしい」と話した。