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釧路新聞

木製防災ベッド完成 白糠の札鶴ベニヤお披露目

札鶴ベニヤが新たに開発した「防災ベッド」

 【釧路町】白糠町の木材加工会社、札鶴ベニヤ(山本純也社長)が、段ボールベッドの弱点を改善した木製の「防災ベッド」を作製した。15日に釧路町内で開かれた釧路管内防災担当者情報交換会で初めてお披露目された。

 白糠町では段ボールベッド400床を備蓄しているが、避難生活が長期化した場合従来のベッドでは、プライバシーとセキュリティーの確保が難しく、使い捨てが前提でかさばるため、備蓄できる数が限られるのが課題とされていた。これらの解決にと町が同社に相談したのをきっかけに開発が始まり、約1年かけ完成した。

 同社の建材製造ノウハウを生かし、素材には湿気に強く反りにくい合板を使用し、湿度変化の激しい場所でも長期間保管可能。段ボールより高い強度を生かしフレーム構造とし、ベッド下に収納スペースを確保した。

 この日の情報交換会には管内全市町村の防災担当者20人が参加。会議のあと防災ベッドの展開、撤収のデモンストレーションが行われた。ベッドの設置時間は約5分で、段ボールベッドと同等。天板に敷くクッションシートを同梱し寝心地にも気を配ったほか、枕の周りに立てる目隠しのついたても付属し、これを固定するのにベッドを保管する箱を重しに使うことで、撤収、再利用の便も図った。

 実際に寝心地を確かめた釧路市の阿部謙一防災危機管理監は「いろいろな商品ができ、選択肢が増えるのは喜ばしい」と歓迎。山本社長は「強度と軽さのバランスを取るのに苦労した。今後は道産材を使った商品の設定も検討している」。白糠町地域防災課の菊原秀雄課長は「湿気に強いので使いたいときに使えないということがないのが強み。町での導入も検討したい」と話していた。

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