色彩きらめく木古内の春 シバザクラ、チューリップ見頃【木古内】
【木古内】木古内の春を彩る2カ所のスポットが花盛りを迎えている。札苅村上芝桜園(町札苅)のシバザクラ、サラキ岬(町亀川)では5万球のチューリップがそれぞれ鮮やかに色とりどりに足下を飾り、観光客らを楽しませている。
札苅芝桜園は村上勝春さん(83)が毎年自宅裏の敷地で手入れを行い、公開している。38種が植えられ、花の大きさや花びらの付き方、色の濃さなどが異なり、ピンク、紫、白などのグラデーションが楽しめる。村上さんは「例年より早めだが、咲いてからも長持ちする」とし、下旬までは楽しめるという。開園は午前10時~午後4時。入園無料だが維持費のカンパを呼び掛ける。町は12日まで周辺に臨時駐車場を開設している。
一方、サラキ岬では1871(明治4)年に沖合で沈んだ軍艦「咸臨丸」の建造国オランダにちなみ、チューリップを植栽。2004年の発足から20周年となる「咸臨丸とサラキ岬に夢みる会」(舛野信夫会長)を中心に毎年町民が整備し、4月30日には町内の手塚産業が重機で整地作業を実施した。
80種あるという花は大半がピークを迎え、希望す種類は球根の購入が可能。同会は「連休中は楽しめそう」としている。3~6日は「チューリップフェア2024」(実行委主催)としてラーメンやクレープなどのキッチンカーが日替わりで1~4台来場する(午前10時~午後4時)。
町内では両スポットなど4カ所を巡るスタンプラリーやSNS(交流サイト)への写真投稿キャンペーンを実施中。問い合わせは町役場(01392・2・3131)へ。
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