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室蘭民報

アジア最大級の吊クレーン導入、10月稼働予定 DENZAI、洋上風力の大型化に対応【室蘭】

DENZAIが導入する2500トン吊クローラークレーン(提供写真)

 洋上風力建設工事などを手がけるDENZAI(本店・室蘭市大沢町)は25日、ドイツ社製の2500トン吊(つり)クローラークレーンを導入すると発表した。同社によると、日本国内およびアジア太平洋地域では初導入となり、10月からの稼働を予定している。

 現在、同社で保有している最大のクレーンは3台の1350トン吊クレーン。各国で洋上風車の建設を進めていく中で洋上風力の発電量が上がるにつれ、高さや重量が増すことが見込まれていることに着目。同クレーンでは対応が難しくなっていくことを見通し、1年ほど前から2500トン吊クレーンの導入を検討してきた。

 また、風車の大型化により機械室となる「ナセル」などの重量が800トンを超える場合、1350トン吊クレーン1台では吊り上げが困難なため、2台で作業を行う必要があった。

 今回導入する2500トン吊クレーンは作業半径48メートルで1350トン吊クレーンの倍以上となることに加え、1台で951トンまでの吊り上げが可能となるため、作業性や作業効率の向上に期待がかかる。

 2500トン吊クレーンは7月にドイツの工場から出荷される。10月には韓国南東部・蔚山(ウルサン)で行われている大規模石油化学生産設備の建設事業での稼働を予定している。

 同社の上村浩貴代表取締役社長・CEOは「現在保有している1350トン吊クレーンでは15メガワットトまでの組立が限界」と判断。浮体式では18メガワット級の風力発電機が検討され、「大型化に合わせたクレーン導入がかかせない状況だった」と説明した。

 そのほか、室蘭の会社がアジア最大級の2500トン吊クレーンを保有することで「室蘭港の拠点港としてのポテンシャルを強化することにつながり、地元の活性化に寄与できればと考えている」と述べた。

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