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十勝毎日新聞

“防犯”落語家 二つ目昇進 帯広署の巡査長「三遊亭ろ好」【帯広】

好楽さんから二つ目昇進を告げられた岡崎巡査長。手にするのは、昇進を告げる色紙と好楽さんが帯広署宛てに書いた色紙とメッセージ

 防犯落語などを行う落語家「三遊亭ろこう」として活動する帯広署の岡崎傑(たけし)巡査長(32)が4月、二つ目に昇進し、「三遊亭ろ好」の高座名となった。異色の二足のわらじに挑み続ける岡崎巡査長は「地域の安全を守るため、交通安全など新たな題目にも挑戦したい。真打ちを目指す」と決意を新たにする。

 岡崎巡査長は釧路市生まれ。2013年、釧路公立大学4年生時に三遊亭一門に入門。「笑点」にも出演する三遊亭好楽さんに弟子入りし、約2年間落語家として高座に上がった。衆院議員の秘書や、オーストラリアの現地FM局でのパーソナリティーなどを経て21年に道警入りした。

 二つ目へは通常、3~5年の前座修業を経て昇進となる。岡崎巡査長は、1月に特殊詐欺を防止する落語を初めて行い、3月からは週に1度ほど高座に上がり続けた。防犯落語を通じて地域の治安維持向上に尽力していることから、異例の昇進となった。昇進は4月1日付。

 2月には好楽さんの元を訪問し、親戚に警察官が多い好楽さんから「今後も防犯活動を頑張って」と激励を受けたという。3月には色紙で二つ目昇進と好楽さんの「好」にちなんだ「ろ好」への改名も告げられた。

 同署内の受付近くには、好楽さんが同署に向けて書いたサインと「弟子の岡崎ことろ好をよろしくお願いします」とのメッセージも掲示されている。岡崎巡査長は今後も町内会や老人クラブ、自治体のイベントで高座に上がる予定で、「防犯落語のほか、一般的な落語の演目にも挑戦したい」と抱負を語る。

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