レ市庁舎を表敬訪問し女性市長（２列目中央）を囲んで記念撮影（町提供）

【新ひだか】３月25日から４月３日まで、町交流事業として、国際姉妹都市提携している米国ケンタッキー州・レキシントン市などを友好親善訪問した町内中高生７人と引率者２人が12日夜、役場静内庁舎を訪れて大野克之町長に帰町報告した。

　レ市への友好親善訪問は５年ぶり28回目。訪問団の中高生たちは３月26日から４月１日まで市内でホームステイし、ホストファミリーと交流を深めながら米国の生活や文化に触れ、キーンランド競馬場や学校体験、市庁舎、ゴートン市長との会談、中央図書館などを視察した。

　帰町報告では、大野町長と町姉妹都市交流委員会長の田中伸幸副町長に、団長で町職員の中村隆志さん（49）が「トラブルや事故もなく帰国できたことにほっとしている。レ市では、ホームステイや学校訪問、施設見学を通じて、アメリカの生活習慣、食文化、宗教など異文化に触れ、多くのことを学ぶことができ、楽しく有意義な時間を過ごせた。ホストファミリーやレ市の皆さんとのコミニュケーションも日に日に慣れて、笑顔で会話を楽しんでいた。これらの貴重な経験が、今後将来を考え夢を叶えるにあたり役立つものと信じている」と報告。

　参加者は、食べ物は「ホットサンドやポテトフライがおいしかった」「みそ汁、ごはんの日本食も食べれた」「ホストファミリーとの歓迎会で、それぞれの持ち寄った料理がとてもおいしかった」、「スマホの翻訳アプリでは、うまく伝わらないこともあった」「ホストファミリーの両親は早口の英語で、子供がゆっくりと話してくれて助けてくれた」「住宅や庭が大きいことや、地下にビリヤードやシアタールーム、テレビ、カラオケなどもあった」などと一人ひとりが感想を話した。

　大野町長は「研修を楽しく終え、交流での貴重な体験をこれからの人生の糧にしてほしい。機会があれば海外に積極的に挑戦してほしい」と激励した。

　７月にはホームステイ先のレ市の中高生の訪問団が来町する予定。