新入生を代表して宣誓する荒谷さん

　浦河高校（齊藤雄大校長）の令和６年度入学式が８日、同校体育館で行われ、真新しい制服に身を包んだ新入生が、高校生活への期待を胸に第一歩を踏み出した。

　今年度は、浦河、様似、新ひだか３町から84人が入学。来賓や教職員、保護者らが見守る中、新入生一人ひとりの名前を呼ばれると返事をして起立。ステージ壇上の齊藤校長が入学を許可した。

　１年Ｃ組の荒谷澪里（みおり）さんが新入生を代表して宣誓。「自主、敬愛、努力を校訓とする輝かしい伝統を受け継ぎ、規則を守り、学習活動や体験活動など、多くのことを経験し、自らの未来に向かって成長できるように行動し続ける。浦河高校の生徒として堂々と生活を送る」と決意を述べた。

　式辞で齊藤校長は「目標を明確にし、さまざまな力を身につけ目標を達成してほしい。多くの支援や応援を忘れずに学校生活に励み、目配り・気配り・心配りを持って人と接してほしい。良き人間関係は助け合うこと、励まし合うこと。自分の将来を達成させるため、さまざまなことに挑戦し、常にもう一歩先へ進んでほしい」と期待を込め、祝辞で来賓の池田拓浦河町長、三好直樹ＰＴＡ会長が新入生を激励した。

　総合学科の同校では、２年次より、自分の進路や興味・関心に合わせて系列を選択。系列の科目を中心に幅広い選択科目の学習を通じて、自立して生きていくために必要な能力や態度を身につける。「人文科学系列」は主に国語・英語・社会など、「自然科学系列」は主に数学・理科など、「情報ビジネス系列」は主に情報・商業など、「地域創生系列」は主に自然・環境・芸術・文化などの科目があり、生徒自ら課題を発見し、目標達成に向け他者と協働しながら地域を支える人材として、将来必要な力を身につけることができる。新学期は全校生徒２６８人でスタートする。