北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

函館新聞

金融商品詐欺が急増 特殊詐欺の新たな手口道南でも 原油や金投資【函館】

 オレオレ詐欺や架空料金詐欺、還付金詐欺など特殊詐欺10類型のうち、最近では新たな手口として、金や仮想通貨、原油などへの投資を持ち掛ける「投資詐欺(金融商品詐欺)」の被害が急増している。道警函館方面本部管内でも今年に入って金融商品詐欺が2件発生し、合わせて300万円以上の被害が確認された。同本部生活安全課の井上和範次席は「著名人を名乗るものがネットを通じて投資を呼び掛けるケースが増えている。怪しいと思ったらすぐに警察に相談を」と注意を呼び掛けている。警察専用相談電話は「#9110」。

 2023年の同本部管内特殊詐欺認知件数は18件で前年より4件減。被害金額は5億3000万円で同約2億円減。数字上は大きく減少しているが、これは2022年が突出して多かったため。ほぼ22年以前の水準に戻っている。金融商品詐欺は23年、同管内ではゼロだったが、全道では19件と急増。被害は約1億9000万円に上る。

 2日に北見方面で発覚した金融商品詐欺事件では、60代男性がLINEでやりとりしていたグループ内の有名人を名乗る男性から「金」への投資話を持ち掛けられた。男性はこれを信用して指定された口座に合計約3000万円を送金しだまし取られた。

 井上次席によると、金融商品詐欺の新たな手口は、LINEグループ内で人間関係を作って安心させたうえで、だれもが知る著名人の名前を出して投資話を持ち掛けるため、思わず信用してしまう。「グループ内で唐突にもうけ話が出てきたら、まず疑ってほしい。金融商品を取り扱うには金融庁への登録が必要なので、金融庁のホームページで確認してください」と話す。

 同次席は「最初は少ない額を振り込ませ確実にもうけが出ることを確認させたうえで、徐々に要求金額を増やしていくのが手口。気付いた時には後戻りできない状況になってしまう。ネット上では常に詐欺の対象にされていることを理解して常に警戒してもらいたい」と注意を呼び掛けている。

関連記事

十勝毎日新聞

参拝客癒やす「花手水」 帯廣神社 旅行誌で全国6位【帯広】

 帯廣神社(大野清徳宮司)で1日、この時期恒例の「花手水(はなちょうず)」が始まり、家族連れやカップルら多くの参拝客の目を楽しませている。6日まで。  今年も「花手水めぐり」の看板を設置し、大...

十勝毎日新聞

牛舎の暑熱対策商品が早くも人気 昨夏の猛暑が影響【帯広】

 十勝管内で早くも夏を感じさせる暑さが続く中、酪農家向けの暑熱対策商品が売れている。牛舎用の換気・送風用ファンや遮光ネットなどが人気で、商品を販売する関係者は「昨年の猛暑による乳牛への影響が大き...

十勝毎日新聞

フジコ・ヘミングさん死去 市内の老人ホームで交流 思い出の色紙も【帯広】

 4月21日に92歳で死去したことが明らかになったピアニストのフジコ・ヘミングさん。2015年10月には帯広公演(帯広市民文化ホール)に合わせて来帯。帯広市内の介護付き老人ホームも訪問し、職員ら...

室蘭民報

母の日記念乗車券、限定千枚販売開始 JR母恋、東室蘭駅【室蘭】

 JR北海道は1日から、「母の日」(12日)に合わせて、室蘭線の母恋駅と東室蘭駅で「母の日記念乗車券」の販売を始めた。縦のしおり形で、千枚限定。  記念乗車券は、母恋駅を背景に「お母さんありが...

室蘭民報

連休、遊び、奉仕 ふぉれすと鉱山【登別】

春のワンデイハイク  NPO法人登別支援活動支援組織モモンガくらぶ(松原條一理事長)が主催する「春のワンデイハイク」が4月28日、市内鉱山町のネイチャーセンターふぉれすと鉱山で開かれた。参加者は...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス