「縄文時代に興味持って」 「カント・レラ」今季オープン【登別】
土器発掘、月替わり企画も
縄文文化を肌で感じることができる「のぼりべつ文化交流館カント・レラ」(登別市登別温泉町)が、2日から今季の運営をスタートした。展示コーナーでは土器の発掘体験ができるほか、各種体験学習を実施するなど、考古学や遺跡について学ぶ機会を提供している。
旧登別温泉中学校校舎を活用した施設で、市内の各遺跡から出土した土器や石器などが保管・展示されており、まが玉作りや火起こし体験など常設の体験コーナーもある。
土器の発掘体験では、細かく切った黒いストローを土に見立て、その中に土器の破片のレプリカが埋めてある。実物の土器も近くに展示されており、手に取って先史時代のロマンを感じることができる。
月替わりの体験コーナーは、21日の「シカの角とまが玉でアクセサリーをつくろう!」を皮切りに、「縄文むしパンをつくろう!」(6月22日)、「縄文太鼓をつくろう!」(7月27日)、「縄文土器をつくろう!」(8月24日)を予定。
ほか、夏休み期間に合わせた「考古学マスター2024」(7月27日~9月8日)、ドングリと物々交換する「求む!ドングリ!」(9月中旬~10月中旬)、黒曜石のナイフづくりなどが楽しめる「第17回登別縄文どきどきまつり」(10月5日)が行われる。
スタッフの斉藤志郎さんは「子どもたちに少しでも縄文時代に興味を持ってもらえたら」と来館をPRしている。
入場無料で、体験コーナーは一部有料。開館期間は11月30日までで、時間は10月までが午前10時~午後5時(11月は同4時)。月曜と祝日の翌日休館。問い合わせは同館、電話0143・84局2069番へ。
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