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釧路新聞

50歳消防車「ドイツ製ウニモグ」 除雪で活躍【標茶】

排土板で署内を除雪するウニモグ。ドイツ車らしい「左ハンドル」なのが分かる(2月16日撮影)

 【標茶】標茶消防署(高橋勝署長)には、来年で50歳を迎える消防車が配備されている。ドイツで製造された、メルセデス・ベンツのオフロードトラック「ウニモグ」の林野火災工作車で、現在は主に同署の敷地内の除雪に使用している。業務に支障が出るため、署内での見学は不可能だが、雪が降った翌朝には、敷地の外から〝往年の名車〟が活躍する様子を眺められるかもしれない。

 ウニモグは戦後間もない1948年に工作機械メーカーのボーリンガー社で生産が始まり、50年にダイムラー・ベンツ社(現ダイムラー・トラック)が生産を引き継いだ。以来、機動性の高い多目的作業用トラックとして道路清掃や草刈り、除雪などの作業や災害救助など、日本を含む世界各地のさまざまな分野で活躍している。

 このうち標茶消防署の車両は、1975年10月に配置。全長は4・08㍍、高さは2・57㍍、総重量は3・92㌧、定員は10人となっており、前面に排土板を装着できる。高橋署長が「41年の勤務で数回ほどの出番があった」と話すように、出動頻度は少ないが、山林火災で資器材や人員を搬送したり、吹雪の際は傷病者の元へ向かう救急車を先導したりと優れた走破性能を生かして大活躍した。

 同型の林野火災工作車は上川管内美深町や岩手県久慈市、青森県八戸市などにも配備されていたが、すでに引退済み。部品の調達が不可能に近く、故障すれば修理が難しい状況で、高橋署長は「故障するまで、大事に使う」と話している。

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