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日高報知新聞

就農研修に向け決意を表明 平取町 新規参入希望農業研修生【平取】

平川夫妻(左)と遠藤町長(中央)下地夫妻(右)

【平取】2024年度の新規参入希望農業研修生2組が1日、町役場を訪れ、これから始まる就農研修に向け決意表明した。

 研修事業は2000年(平成12年)から始まり、25年目を迎える。

 今年度は2組の夫婦を受け入れ2年間の研修に入る。1年目は受け入れ農家の下で農業のノウハウを学び、2年目は町内の実践農場でトマトを栽培しながら研修。その後 町内でトマト農家として独立することになる。

 遠藤桂一町長は「全国ブランドになっているびらとりトマトを生産。農業の素晴らしさに目を向けてくれたことを嬉しく思う。困ったことがあったら相談してほしい。自己達成できるよう頑張ってほしい。心から歓迎する」とあいさつ。

 札幌市から移住の元会社員の下地健太さん(44)・幹さん(41)夫妻は1年目は健太さんは紫雲古津の水野真弘さん、幹さんは去場の田畠英樹さんの指導を受け、2年目は紫雲古津の実践農場で研修。

 下地さんは「共働きの中ですれ違うことも多く、共にできる仕事を探した。試行錯誤しながら生き物と自然の中で働くことに魅力を感じた。トマトづくりは自分の頑張 り次第で伸ばせるというやりがいにつながり、長く働ける仕事と思える。全国の皆さんに美味しいトマトを届けたい」。と抱負を語った。

 北広島市から移住の元会社員平川優人さん(34)・佳苗さん(34)夫妻は、1年目は2人そろって振内町の渡邉邦衡さんの指導を受け、2年目は振内町の実践農場で研修。

 平川さんは「形あるものを世の中に送り出す社会貢献がしたい。丹精込めて育て上げた農作物で食卓を笑顔に出来る農業に魅力を感じた。夫婦で力を合わせ共同作業を通じて家族の絆を深めていきたい。自分の裁量が大きいことも魅力。無理なく継続できる規模で自分たちのスタイルの農業を目指したい」と話した。

 びらとり農協の仲山浩組合長は「現在トマト農家142戸の内、4分の1が新規就農者であり皆さんに期待している。受け入れ農家や周りの人とコミュニケーションをとり早く慣れて頑張ってほ しい。農協・普及センター・町が三位一体となって努力しているので、困ったことがあったら相談してほしい」と激励した。

 2組はこの後、普及センターと町農業支援センターを訪問し、宇津木友支援センター長ら担当者から就農内容等細かく説明を受けた。

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