古田住職が参加者一人ひとりを回り今年１年の健康を祈祷

　浦河町西舎の障がい者支援施設・浦河わらしべ園（上中正人施設長）で27日、健康祈願祭が行われ、施設入所者や通所者、職員の健康と家内安全、地域の安泰を願うとともに、２０２３年度の物故者（６人）の冥福を祈った。

　この日は入所者や上中施設長ら職員など約50人が同園食堂に集合し、町内旭町・圓久寺の古田智康住職が読経をあげた。上中施設長はあいさつで「住職の元気出るありがたい話を聞いて今年１年元気でいましょう」と呼び掛けた。

　古田住職による読経が始まると、利用者や職員たちは手を合わせながら焼香で物故者の冥福を祈り、古田住職が参加者一人ひとりへ健康を祈祷した。

　終了後、古田住職は「やっと今までの生活が戻ってきてうれしく思う。これから春が来ます。元気で楽しんでほしい。今日嫌なこと、つらいこと、悲しいことがあっても、必ず明日は来る。そしてその明日は皆さんにとって新しい明日だということを忘れないでほしい。皆さんの笑顔に勇気をもらいました」と話した。