甘く軟らか 一番ニラ ハウスで収穫開始【幕別】
幕別町内でこの時期ならではの「一番ニラ」の収穫が始まった。葉の軟らかさや甘みが特長で、帯広や釧路の卸売市場を通じて、管内のスーパーなどに並ぶ。
町相川の松本誠さん(54)はビニールハウス2棟で栽培。例年より3~4日遅い17日に収穫を開始した。鮮度を重視し、作業するのは早朝。18日は午前5時半ごろから妻広子さん(53)と共にみずみずしいニラを次々と刈り取り、ハウス内に特有の香りが漂った。
松本さんは「2月は暖かかったが、3月は気温が下がり、ハウスの温度管理に気を配った。今年もおいしいニラができたので、ニラ玉やギョーザ、しゃぶしゃぶなどで食べてほしい」と話した。一番ニラの収穫は4月上旬ごろまで。
JA幕別町では1963年ごろからニラを取り扱っている。5月下旬ごろから収穫する加工向けの露地栽培を含め、農家6戸が計40アールほどで栽培。今年は約5トンの出荷を予定している。
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