町内外から300人が訪れにぎわう 浦河町内10店舗の商品販売 SDGsいいもの市【浦河】
浦河町主催の町民と浦河高校生によるSDGsワーキンググループのアクションプラン「町SDGsいいもの市」が3日、まちなか元気ステーションで開かれ、町のおいしいものを集めた販売会に町内外から約300人が訪れにぎわった。一部の商品は開始15分で完売するなど大盛況だった。
同イベントは、一般公募で参集した町民11人と浦河高校生5人で構成する同ワーキンググループが「交通」「にぎわい」「文化」の3項目を深掘りし、町内で販売している地元企業の「いいもの(食品)」を一堂に集めて販売するアクションプランを具体化。浦河のおいしいものを販売する店を知ってもらい、今後も足を運び、町での買い物をして持続可能なまちづくりにつなげていきたいと企画した。
出店は、うらかわ優駿ビレッジアエル、梅月堂手取菓子舗、いちご屋と浦河高校、菅農園、マイクソーセージ、さっちゃんハウス、ぱんぱかぱん、Eyam、ひだか東農協の食べ物や、浦河観光協会の浦河グッズなど10店。商品価格は170円~1450円。販売は同ワーキンググループメンバーが行った。
この日は、販売開始前の午前10時前から行列ができ、開始の号令後、各ブースでは客が並び、販売を担当した浦河高校生らが対応に追われ、瞬く間に商品が売れた。全商品は1時間半で完売したが、購入できなくて残念がる来場者も多く見られた。
同グループコーディネーターでワークショップデザインdescribe withの高橋優介代表は「町には集える場所が無く、〝接点人口〟も少ないという意見があった。今日は高校生たちが販売してくれたことで、彼らが人と町の接着剤になってくれたのでは」と手応えを話した。
販売を担当した中川葵さん(浦河高2年)は「みんなで役割分担しながら終えることができた。浦河を都市化するのではなく、今あるものを多くの人に知ってもらい、それが観光(交流人口)にもつながっていけたらうれしい」と話した。
ほか、「町のいいところモノ地図」展示や販売店舗紹介、町内のインフルエンサー「belposto urakawa」の活動が紹介され、来場者たちは足を止めて見入った。
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