オーディション申し込み募集を呼び掛ける土谷さん

　ＮＰＯ法人市民創作「函館野外劇」の会（中村由紀夫理事長）は１０日午後２時から、函館市民会館で今夏に開催する野外劇公演のメインキャストオーディションを行う。募集は、せりふや演技の稽古が事前に必要になる１７役が対象。８日午後４時まで応募を受け付けている。

　公演は７月７～２８日の毎週日曜日に五稜郭公園一の橋広場で行うほか、８月１０、１１の両日、市芸術ホールで行う計７回。

　募集対象はコロポックルの長老と子ども、高田屋嘉兵衛、ペリー提督、続豊治、武田斐三郎、弁士、榎本武揚、土方歳三、中島三郎助、高松凌雲、カション神父、ホジソン領事、ゴシケヴィッチ領事、石川啄木、勝田コウ、カールレーモンなど。

　応募資格は小学５年生以上で、年齢や性別、職業、住所、国籍は問わない。３月下旬から週末を中心に行う稽古に参加できること、公演開催日に一定のスケジュール確保が可能なことが条件。

　選考方法は台本を読み、同会の選定委員が審査する。参加希望者は同会事務局（五稜郭町）や市民会館、函館コミュニティプラザ（Ｇスクエア）などにある書類に必要事項を記入し、同会事務局へ申し込む。

　また、オーディションのないダンスと殺陣（たて）チーム、ボランティアスタッフも同時に募集している。土谷雅宏事務局長は「函館の歴史を熱演する人を募集している。ぜひチャレンジしてほしい」と応募を呼び掛けている。