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函館新聞

「普段通り患者に寄り添った」国立函館病院河村さん、能登での活動から帰函【函館】

安藤香織副看護部長(左)に活動を報告する河村さん

 能登半島地震の医療支援で石川県輪島市に派遣された国立函館病院(岩代望院長)の看護師、河村亜紀子さん(39)が27日、現地での活動を終えて帰函した。「普段とは違う環境だったが、普段と同じように患者の心に寄り添うことができた」と振り返った。

 被災地の病院では看護師ら医療従事者の離職が相次いでいる。人手不足で患者の受け入れなど医療活動に影響を及ぼす恐れがあることから、厚生労働省が国立病院機構に看護師の派遣を要請した。

 同病院からの派遣は河村さんが初めて。20日に函館を出発し、22~25日に市立輪島病院で活動した。現地は水道がいまだ復旧されておらず、風呂はもちろん、トイレもままならない状態だったという。給食設備が稼働できないため、患者も保存食を食べて生活している。

 河村さんは患者やスタッフの心のケア、リハビリの手伝いなどに当たった。「最初は患者にどんな言葉をかければいいか戸惑いもあったが、構えずに普段通り接することで受け入れてもらえた」と語る。

 疲弊する現地の看護師らと接し、過酷な状況を目の当たりにし「休みを取れず連続勤務する看護師が多くいた。想像を絶する状態」とした。また「看護師の仕事の基本を学び直した思いがする、濃密な4日間だった。また別の形で被災地支援をしたい」と話した。

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