自動運転バス「ゆっくり、安心」 児童が近未来体感【上士幌】
上士幌小学校(山田圭介校長、児童221人)の5年生26人が20日、SDGs(持続可能な開発目標)を学ぶ授業で、自動運転バスの試乗会に参加した。児童はバスのスムーズな走行を体験し、近未来の到来を肌で実感した。
![](https://hokkaido-nl.jp/cawm-content/uploads/2024/02/202402221418570_l.jpg)
興味津々な上士幌小児童を乗せて発進する自動運転バス
自動運転バスは、フランス製の電気自動運転バス「NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)」(8人乗り)で、車体は熱気球や小麦、バイオガスプラントなどをイメージしたカラフルな色合い。車内にはハンドルがなく、コントローラーやタッチパネルで操作する。
児童は初めにバスのモーターやバッテリーなどを見学。この後、町交通ターミナルから、ふれあいプラザまでのコースを試乗した。
講義では、町デジタル推進課の鈴木勇汰主査が講師を務め、「自動運転は運転手による認知や予測、判断、制御などをシステムが代替することで実現する」と説明した。
自動運転の定期運行に関しては「上士幌が道内初で、全国で2番目に始めた」と述べた。
また、2017年に町道を封鎖して実施した専用区間での性能実験、19年には車両ナンバーを取得し、公道を走行したことも紹介。「町民に便利に移動してもらい、公共交通にかけるコストをなるべく減らしたい」と展望を語った。
バスに乗った女子児童は「速度がゆっくりで思ったよりも安心して乗れた」と話した。自動運転バスは現在、週に3回、1日3便走行している。
関連記事
品種開発より速く 道南農試で真夏の稲刈り【北斗】
【北斗】道総研道南農試(市本町、藤田真美子場長)は25日、世代促進温室で試験栽培している水稲の収穫を行った。コメの品種開発をより速くするための試験で、今年1期作目。黄金色に実った稲を、職員ら8...
仏モンティーユ社のワイナリー完成 観光振興に一役 函館市桔梗町【函館】
仏ブルゴーニュ地方の老舗ワイナリー、ドメーヌ・ド・モンティーユ社の現地法人「ド・モンティーユ&北海道」のワイナリー(醸造所、函館市桔梗町)が完成し、26日に現地で開所式が開かれた。世界的に知名...
気球体験で阿寒湖一望 地域住民ら空の旅【釧路市】
マリモで釧路を盛り上げ隊(浅野一弘会長)と釧路みなとライオンズクラブまりも支部(馬場英樹会長)は21日、「気球体験会」を釧路市阿寒湖畔スポーツ広場(阿寒湖温泉5)で開いた。地域住民や外国人観光客...
姿勢整え精神統一 28日まで中央院で朝座禅会 苫小牧
苫小牧市元町の曹洞宗寺院「中央院」(荒澤道範住職)は26日から28日まで、本堂で朝座禅会を開いている。初日は市民ら20人が参加。早朝の静寂の中、1時間にわたって精神統一した。 朝座禅会は市民...
燻製カシュー ハスカップの枝で 起業型地域おこし協力隊の山下さん 厚真
厚真町の起業型地域おこし協力隊として活動する山下裕由(ひろゆき)さん(34)は、町の特産品ハスカップの剪定(せんてい)された枝を使用していぶしたカシューナッツを開発した。町周辺の木材を活用していぶ...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
ハグロトンボ、北斗市内で捕獲 道内初確認、既に定着か【北斗】
220日、歩行者天国 浜町通りまつり「HAMASAI」【浦河】
3護衛艦「いせ」十勝港に 22日まで一般公開【広尾】
4「楽しんでもらえる場に」 イベントホール21日オープン、ライブでこけら落とし【室蘭】
5樽前SAにローソン 道内高速道路では初出店 苫小牧
-
1
ハグロトンボ、北斗市内で捕獲 道内初確認、既に定着か【北斗】
2苫小牧キラキラ公園にキッチンカー集結 29・30日、来月6・7日
3グルメや大抽選会 13、14日にのぼりべつ夏祭り×ブランドまるしぇ【登別】
4座礁フェリー室蘭港に 現地調査完了、造船所で仮修理【室蘭】
5ベスト4超え甲子園目指す 浦河高校野球部 10年ぶり南北海道大会へ挑む【浦河】