ホタテ養殖について説明を聞くプロモーション参加者

海外６カ国２１人の日本食愛好家が１９日、豊浦町内を訪れ、日本産の水産物に対する中国の禁輸措置で影響を受けるホタテの試食や養殖方法などに理解を深めた。愛好家らは多くのフォロワーを抱えるＳＮＳブロガーで、豊浦やホタテの魅力を全世界に発信する。

　日本産食材の輸出拡大を目的に、海外における日本食材ブランド構築のためのプロモーション戦略を策定・実施する「日本食品海外プロモーションセンター」（ＪＦＯＯＤＯ）の招へい事業。日本に１年以上在住経験がある３５０人以上から選抜された参加者に、７日間で道内や東北の農林水産物・食品などを紹介する。

　この日は、噴火湾とようら観光協会の職員が案内。参加者は調理されたホタテを味わい、漁港を散策。養殖方法の説明を受け、動画や写真などを撮っていた。ホタテ釣りも楽しんだ。

　ＪＦＯＯＤＯの担当者は「実際に来て食べておいしいと実感してもらい、そして多くのフォロワーに伝えてほしい」と期待を込めた。

　２０日は札幌市中央卸売市場の朝市、ニッカウヰスキー余市蒸留所などを見学。２１日からは東北に移動する。