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釧路新聞

北方領土の日 解決訴え 根室で管内住民大会【根室】

 【根室】「北方領土の日」の7日、根室管内の元島民らが一堂に会して、領土問題の早期解決を訴える根室管内住民大会が市総合文化会館で行われた。4年ぶりに通常開催となった大会には750人が参加。元島民らの決意表明や「北方領土を返せ」「返還運動の輪を広げよう」などのシュプレヒコールを上げて決意を新たにした。

 根室管内1市4町でつくる北方領土隣接地域振興対策根室管内市町連絡協議会(会長・石垣雅敏根室市長)の主催。石垣市長は「先達の領土問題解決に向けた志を高く掲げ、今、再び原点の地から当時と変わらぬ熱い思いを発信しよう」とあいさつした。

 外相代理の深澤陽一外務政務官、衆院議員の鈴木貴子氏や伊東良孝氏(代理)、参院議員の鈴木宗男氏(同)、鈴木直道北海道知事(同)が参加者を激励。市内在住の元島民、鈴木咲子さん(85)=択捉島出身=は「領土問題を解決の日まで、何があろうと諦めるわけにはいかない。政府に対し、返還への道筋をつくる揺るぎない外交交渉を強く求める」。歯舞群島勇留島4世で北方領土根室研究会に所属する半田つくしさん(18)=根室高校3年=は「北方領土問題を全国の人に伝えてきたが、一方で認知度の低さも痛感した。元島民の熱い思いを引き継ぎ、全国の同世代に訴えなければならない」と決意を見せた。根室青年会議所の及川保典副理事長(34)も登壇した。

 根室管内1市4町と道央、十勝、オホーツク、厚岸の各支部の後継者代表10人が登壇し、「北方領土を返せ」「北方墓参の早期再開を」などと、会場一体となって返還への思いをアピールした。

 式典では、北方領土全国大会での岸田首相のあいさつも中継された。

返還への思いを一つにしたシュプレヒコール(根室市提供)

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